【プレイ動画】真◆幕末新撰組【アテレコ】

スマートフォン用乙女ゲーム 「真◆幕末新撰組」のプレイ動画です


第1章 掴めぬ涼風 松本: 「あなたをここまで運んでくれたのはね、新選組の土方さんよ」 鈴花: 「・・・土方さん?」 鈴花: (あ・・・じゃあ、あの時のは・・・) まだぼんやりとした頭に、ひどく朧げな記憶が蘇る。 土方: 「おい」 鈴花: 「・・・・・・」 土方: 「おい、女。生きているか?」 鈴花: 「ん・・・」 鈴花: (何・・・?誰・・・?) 土方: 「・・・一応、息はあるようだな」 鈴花: (夢じゃなかったんだ・・・) 鈴花: (・・・あれ?でも今確か・・・) ふと違和感を覚える。 鈴花: 「あの・・・今、新選組って言いました?」 松本: 「ええ、言ったわよ」 鈴花: 「・・・・・・」 さらりと肯定されて言葉を失う。 松本: 「もしかして新選組を知ってる?」 鈴花: 「名前だけは・・・」 鈴花: (・・・でも待って) 鈴花: (それって、確か幕末の話だよね・・・?) 幕末期など歴史として知っている時代にすぎない。 新選組と言う名も、微かに聞き覚えがあった程度だ。 鈴花: (その新選組の人に助けられた・・・?) 鈴花: (・・・おかしい。一体どういうことなの?) 今の状況が全くつかめない。 混乱した頭の中が、さらにぐちゃぐちゃにかき回されていくような気がした。 鈴花: (私、夢でも見ているの・・・?) 見渡した部屋の中は、 まるで凝った時代劇のセットのような古めかしい造りだ。 何かがおかしい。 そう直感して、鼓動が早まっていく。 鈴花: (まさか、ありえない・・・) 鈴花: (新選組だなんて・・・ありえない!) 松本: 「待ちなさい、どこへ行くの!」 ふらりと、おぼつかない足取りで立ち上がり、 松本の制止を振り切って戸口を開く。 鈴花: 「!」 一瞬、目に飛び込んできた光景に息をのむ。 鈴花: 「そんな・・・」 行き交う人々の服装や言葉遣い、土埃の混じった空気、 舗装されていない剥き出しの地面。 何もかもが、今まで見てきた世界とは違っていた。 鈴花: (嘘?私、本当にタイムスリップしてしまったの・・・?) 思考が停止し、ぐらりと視界が揺れる。 松本: 「駄目よ、まだ無理しちゃ」 崩れ落ちそうになった身体を松本に支えられ、 そのまま半ば引きずられるようにして、布団へと戻される。 松本: 「なるほど、一時的な記憶喪失ってやつかしらね」 少し落ち着きを取り戻してから事情を話すと、松本は目を細める。 鈴花: (そうだよね。普通そう思うよね・・・) 鈴花: (私は百年以上先の未来から来ましたなんて、言えるはずないもの) そのため説明はひどく曖昧なものになってしまい、 松本は顎に手をやって、思案するように眉を寄せる。 鈴花: (これから、どうすればいいんだろう・・・?) 松本の様子からして納得はしてくれたようだが、   自分の置かれている状況が変わるわけではない。 現代に帰る方法も、なぜこんな事になったのかも、原因はわからない。 松本: 「鈴花、記憶が戻るまでここにいなさいな」 鈴花: 「え?」 思いもよらぬ言葉に、弾かれたように顔を上げる。 松本: 「記憶が無いんじゃ、頼れる人もいないでしょう?」 鈴花: 「でも、松本先生にそこまでご迷感をおかけするわけには」 松本: 「あら、私の言い方が悪かったかしら?」 松本はくすっと笑うと、ぱちっと片目を閉じて見せる。 松本: 「これは医者として、記憶喪失患者へのれっきとした命令よ」 鈴花: 「松本先生・・・ありがとうございます」 鈴花: (見ず知らずの私に、こんなによくしてくれるなんて・・・) 松本の優しさに触れ、胸に温かいものが灯る。 じわりと滲みかけた涙を止めたのは、松本の徴笑みだった。 松本: 「ほら、返事は?」 鈴花: 「は、はい。ありがとうございます!!」 松本の元に身を寄せるようになってからしばらくが経ち、 徐々にこの時代の生活に馴染み始めてきた。 鈴花: 「私がですか?」 松本: 「ええ、私の助手になってほしいの」 松本: 「ここのところ、私の仕事を手伝ってもらってたでしょう」 松本: 「これは私のカンだけど、医学の心得があるのかもと思ってね」 鈴花: 「それは・・・」 表向きは記憶喪失という事にしてあるので、一瞬言葉に詰まる。 松本: 「いいのよ、思い出せなくても。でも間違いなく筋は良いわ」 松本: 「どうかしら、やってみない?」 松本: 「あなたなら、すぐに色々覚えられると思うの」 松本はよほど腕を買ってくれているらしい。 鈴花: (私が学んだ現代医療の知識は) 鈴花: (松本先生の蘭方医学と通じるものがあるのかもしれない) 鈴花: (少しくらいは、お世話になってる恩返しができれば・・・) 鈴花: (・・・現代に帰る方法はまだわからないけど) 鈴花: 「私でお役にたてることがあれば、やらせて下さい」 松本: 「ありがとう、助かるわ」 色艶の良い松本の唇が、ぱっと綻ぶ。 松本: 「それなら早速初仕事ね」 松本: 「明日は私が専属医をしている、新撰組の屯所に診療に行く日なのよ」 鈴花: 「もしかして、土方さんにもお会いできるでしょうか?」 鈴花: 「助けていただいた、お礼をと思いまして」 松本: 「ああ、そうね。あの時、心配してくれていたから」 松本: 「顔を見せてあげたほうがいいかもしれないわ」 鈴花: (土方さん、どんな人なんだろう・・・) 声だけしか思い出せないその相手に、純枠な興味を持った。 翌日、西本願寺にある新撰組の屯所を訪れると、 鈴花と松本は広間へと通された。 少し待っていると、すっと襖が開く。 土方: 「すまない、遅くなった」 静かだがよく通るその声は、 水面に波紋を広げるかのように心地良く鼓膜を震わせる。 声の主を振り返った途端、涼やかな風が舞い込んだ。 松本: 「あら、土方さん」 鈴花: (この人が・・・) 凛として隙の無い土方の佇まいは、どこか研ぎ澄まされた刃に似て、 その硬質な美しさから目が離せなくなる。 すると、土方が眉根を寄せる。 土方: 「・・・何だ?」 鈴花: (あ、いけない) 鈴花: 「その、綺麗な方だなと思って・・・」 土方: 「・・・・・・」 土方の眉間に深いしわが刻まれる。 すぐに自分の失言に気がつく。 鈴花: 「ご、ごめんなさい!」 土方: 「くだらん世辞なら結構だ」 土方は一言で切り捨てると、広間に入って腰を下ろす。 松本: 「お変わりないようね、土方さん」 僅かに張りつめた空気を和らげるように、松本がくすくすと笑う。 松本: 「あなたが出て来てくれたって事は、局長はお留守かしら?」 土方: 「所用で大坂まで出てる。松本先生によろしくと頼まれた」 松本: 「そう、それなら近藤さんに鈴花を紹介するのはまた今度ね」 松本の視線が鈴花に向けられると、自然と土方のそれも同じ場所へ導かれる。 鈴花: 「あの、土方さん」 鈴花: 「先日は助けていただき、本当にありがとうございました」 今しかないと、意を決して深々と頭を垂れる。 土方: 「松本先生の元に向かう途中、お前が倒れていたから」 土方: 「ついでに運び込んだだけだ。別に礼を言われるほどの事はしていない」 土方の反応はにべもない。 鈴花: (何だか、綺麗だけど冷たい人・・・) 近藤: 「松本先生、久しぶりだな」 松本に連れられて何度か屯所に通っていると、 ある日、局長の近藤が真っ先に出迎えた。 松本: 「あら、お帰りなさい近藤さん。大阪はどうだった?」 近藤: 「何の事はねえ、ただの野暮用だからな」 松本: 「ふふ、でも元気そうで何よりだわ」 近藤: 「そりゃ、優秀な医者がついているからだろ」 声をたてて豪快に笑う近藤の様子から、松本との親交の深さが伺える。 近藤: 「で、お前が鈴花だな?」 鈴花: 「はい、はじめまして」 近藤: 「おいおい、そんなにかしこまんじゃねえよ」 近藤: 「まあ見ての通り、むさっ苦しい男所帯だが一つよろしく頼む」 近藤は屈託なく笑って見せる。 どこか無邪気で人懐っこい笑みだ。 鈴花: (副長の土方さんとは、ずいぶんタイプが違う人みたい) 鈴花: (そう言えば私、土方さんの笑ったところ一度も見てないな・・・) 半月ほどが過ぎると、松本が数日間京を離れる事になり、 鈴花は代わりに、一人で屯所に足を運んで隊士の問診を行っていた。 仕事を終えて外に出ると、空は茜色から深い紫へと変わり始めている。 鈴花: (時間がかかっちゃったな) 苦笑を浮かべつつも、帰ろうと歩みを進める。 土方: 「待て」 足を止め振り返ると、土方が静かに佇んでいる。 鈴花: 「土方さん・・・」 背筋に、ぴりりとした緊張が走る。 土方の鋭い眼光に捉えられると、なぜか射竦められているような心地になる。 鈴花: 「何かご用でしょうか?」 心なしか声が震えている。 向かい合っている冷たい美貌が、徴かに不機嫌の色を含んでいたからかもしれない。 土方: 「こんな時間に女一人で出歩いたら、どうなるかもわからないのか?」 鈴花: 「え?」 予想だにしない問いに、瞬きをする。 鈴花: (どうと言われても・・・まだ春先だし、せいぜい七時前くらいでしょう?) 鈴花: (何がいけなかったの?) よくわからなくて思案を巡らせる。 土方: 「暮れ六つの鐘はとおの昔に鳴ったぞ」 土方: 「この界隈は陽が落ちると極瑞に人通りが少なくなる」 土方: 「仮にお前が不逞の輩に攫われたところで、気づく者もいないだろうな」 鈴花: 「あ・・・」 呆れたような土方の物言いに、 ようやく自分がまだ現代の感覚でいる事に気づく。 土方: 「・・・来い」 深く嘆息した後、土方がくるりと踵を返す。 鈴花: 「え、あの・・・」 土方: 「いいからついて来い」 土方: 「松本先生の留守中に、お前に万一の事があっては困る」 土方: 「離れに部屋を用意してやるから、今夜は泊っていけ」 土方はこれ以上説明するのも面倒だと言わんばかりに、 すたすたと早足で歩き出した。 有無を言わせぬ様子に慌ててその後を追うが、少し距離が開いてしまう。 土方: 「・・・・・・」 すると土方がぴたりと足を止める。 鈴花: (あ・・・) 土方にちらりと振り返られて、待ってくれているのだと気づく。 足を早め小走りに追いつくと、土方はまた歩き出した。 ???: 「なーんだ、お前かよ」 土方について離れの部屋に入ると、そんな声がする。 鈴花: 「沖田さん」 ひょっこりと顔を出した青年とは、すでに面識があった。 土方: 「何しに来た?」 沖田: 「別に?」 沖田: 「土方さんが女連れ込んだって聞いたから、冷やかし」 沖田が悪戯盛りの子供のような顔で笑うと、土方の眉がぴんと跳ね上がる。 土方: 「くだらない事を言ってないで、早く巡察に行って来い」 沖田: 「ははっ、怖ぇの!」 沖田: 「じゃあな、鈴花。土方さんに襲われんじゃねえぞ」 とんでもない事をさらりと言い残すと、沖田は去って行った。 その場に残された気まずさを感じながらも、 土方に対してあんな軽口を叩ける沖田に、ある意味尊敬の念を抱く。 土方: 「おい」 鈴花: 「は、はい!」 どきりとして、反射的に居住まいを正す。 土方: 「夕餉は隊士に運ばせる。あとはこの部屋で好きにしていろ」 鈴花: 「はい、ありがとうございます・・・」 最後まで聞かず、土方は部屋を出た。 一人になった途端、どっと疲れが押し寄せる。 鈴花: (「鬼の副長」の話を聞いてしまったせいかな) 鈴花: (どうしても、怖いって先入観を持ってしまう・・・) それは屯所に足を運ぶうちに、自然と耳に入ってきた噂話だ。 鈴花: (土方さんは今までに、何十人もの不逞浪士を斬ったとか) 鈴花: (たとえ仲間でも容赦なく粛清するとか・・・) 真偽のほどはわからないが、それゆえに土方は、 敵からも味方からも恐れられているのだと言う。 鈴花: (でも・・・) 鈴花: (実は優しい人なの・・・?) 先程、土方が自分の身を案じてくれた事は間違いない。 しばらくの間、土方の出て行った襖を見つめていた。 その夜、鈴花はなかなか寝付けずにいた。 すると部屋の外から、がたんと大きな音がする。 鈴花: (気のせい?) 襖を開けてそっと廊下を覗き見るが、そこには何もない。 代わりに、紺碧の空に浮かぶ月が目に入った。 鈴花: (この時代の月って、こんなに明るいんだ・・・) 隊士: 「ん・・・女?」 琥珀色の輝きに魅せられて廊下に出ると、 暗がりからまだ若い隊士がふらふらと歩いて来る。 隊士: 「女、女だ!」 鈴花: 「!」 目が合った途端、隊士は興奮した様子で襲い掛かってくる。 鈴花: 「きゃあっ!」 血走った獣のような目に、本能的に恐怖を感じて後退る。 隊士: 「ぐぅっ!」 咄嗟に閉じたまぶたの向こうで、隊士のくぐもった声がする。 鈴花: (え・・・?) 恐る恐る開いた目に、広い背中が映る。 土方が、隊士の嶋尾に挙を突き入れていた。 土方: 「酒で正体を無くした挙句に女を襲うなど、情けない限りだな」 隊士: 「ふ・・・副長、申し訳ありま──」 土方: 「申し開きは明日聞いてやる。いいから寝てろ」 土方が身を沈めるようにしてもう一撃加えると、 今度は声を上げる事もかなわず、隊士は昏倒した。 廊下に転がったその身体を、土方はため息混じりに一瞥する。 鈴花: 「あ・・・」 唇から間の抜けた声が零れ落ちると、土方はゆっくりと振り向く。 鈴花: (そうだ、私助けられて・・・) 状況を理解すると、少し遅れて震えがやってくる。 鈴花: 「ごめんなさい、ありがとうございました」 土方: 「お前は馬鹿か?」 土方: 「男だらけの屯所を、夜中にうろつく女がどこにいる」 ぺたんとその場に座り込みつつも何とか声を絞り出すと、 開口一番、土方の辛練な言葉が降ってきた。 鈴花: (・・・そうだよね) 土方の言っている事は正論だ。 返す言葉も無く、しゅんとうなだれる。 土方: 「とっとと部屋に帰れ」 鈴花: 「はい」 鈴花: 「・・・あれ?」 素直に従おうとするが、意思に反して身体が立ち上がろうとしない。 土方: 「まったく、どこまで手のかかる女なんだ・・・」 土方は盛大にため息をついたものの、すっと手を差し伸べた。 その行動に、きょとんとする。 土方: 「早くしろ」 痺れを切らしたように、土方は言う。 鈴花: 「あ、はい」 慌てて取った土方の手は、大きくて温かい。 その手に、ぐっと強い力で助け起こされる。 鈴花: 「ありがとうございます」 すぐに手を離そうとしたが、土方はそれを許さなかった。 鈴花: 「土方さん?」 土方: 「部屋まで送る。これ以上の面倒は御免だ」 不安になって見上げると、土方は手を引いてゆっくりと歩き出す。 土方: 「いいな?もう何があっても朝まで出歩くな」 鈴花を部屋まで送り届けた土方は早々に立ち去ろうとした。 鈴花: 「あの」 土方: 「今度は何だ?」 顔をしかめながらも、土方は律儀に振り返る。 畳の上に座しているので、自然と土方を見上げる形になった。 鈴花: 「松本先生の所に運んでいただいた時も、今回も」 鈴花: 「土方さんには、もう二度も危ないところを助けていただいて・・・」 鈴花: 「何か私にお礼をさせてください」 土方: 「真面目な顔で何を言い出すかと思えば・・・」 土方は眉をひそめる。 土方: 「不要な気遣いだ。お前にしてもらう事など何もない」 鈴花: 「そんな・・・」 鈴花: 「お願いします、せめて何か・・・」 さして関心を示す事もなく再び出て行こうとする土方に、思わず言い募る。 土方: 「・・・いいだろう」 土方はぴたりと足を止め目の前にすっと膝を着く。 男にしてはしなやかで椅麗な指先に顎を取られて、くいっと引き寄せられる。 土方: 「そんなに言うなら仕方ない。私も男だ、据え膳は食おう」 鈴花: (・・・据え膳?) 鈴花: 「あっ」 視界がくるりと反転し、背中に軽い衝撃が訪れる。 気づいた時には、畳の上に押し倒されていた。 鈴花: 「何を・・・」 自分を組み敷いた土方を見上げる。 土方: 「礼をすると言ったのはお前の方だろう。何を今さら驚いている」 見下ろす側の土方は落ち着き払っていて、その態度は冷淡ですらあった。 鈴花: 「私はこういうことを言ったんじゃ・・・」 土方: 「ほう?」 土方: 「ならばお前は、他に差し出せるものでもあるのか?」 鈴花: 「・・・・・・」 何も無い事など、わかりきっていた。 ぞくりと肌が粟立つ。 鈴花: 「やっ」 身を捩り土方の胸を押し返そうとするが、いともたやすく捉えられ、 畳の上に縫い止められてしまう。 土方: 「言い出したのはお前だ。後侮するなよ」 逃がしはしないと、言葉よりも雄弁に語る土方の双眸に絡めとられる。 そしてその唇が、首筋へと押し当てられた。 鈴花: 「う・・・」 じわりと、目尻に涙が滲んだ。 すると顔を上げた土方の唇が寄せられて、その熱い雫をそっと舐めとっていく。 鈴花: 「ん・・・」 睫毛を舌先が掠める感触に、目を伏せる。 土方: 「男の前で女が不用意な事を言うからだ」 土方: 「これに懲りたら発言には気をつけろ」 耳に直接注ぎ込まれた声。 それは優しく諭すような柔らかな声音で、思わず目を丸くする。 土方: 「・・・・・・」 鈴花: 「あ・・・」 土方は無言のまま、自ら乱した鈴花の着物を整える。 呆然とされるがままになっていると、やがてすっと身を引かれた。 土方: 「いつまでもそうしていると、また同じ目に遭うぞ」 鈴花: 「!」 慌てて跳ね起きる。 鈴花: (私、何もわかってないんだ・・・) この時代の感覚と、元いた現代の感覚はあまりにもずれている。 何とも言えない気分になった。 土方: 「・・・屯所内は病人だらけだが、専属医とは言っても松本先生は忙しい」 短い嘆息の後、土方はゆっくりと口を開く。 土方: 「毎日診てやれる奴がいるに越した事はないと思っていたところだ」 土方: 「しばらくの間、お前が屯所に通って病人の世話をしろ」 土方: 「腕は確かなようだからな。それをお前からの礼として受け取ってやる」 その声にはっと顔を上げた。 鈴花: 「いいんですか?」 土方: 「二度は言わん」 最後にもう一度、「部屋からは出るなよ」と念を押して、土方は去って行った。 鈴花: 「・・・・・・」 土方の残した言葉を頭の中で反芻する。 鈴花: (お礼をする機会を・・・与えてもらったんだよね?) 理解すると、膝の上の両手に自然と力が入った。 鈴花: (明日から、精一杯頑張ろう・・・) [12:07] 真◆幕末新選組 ~艶月に濡れる蜜の華~ 株式会社スペースアウト ・ジャンル  :乙女ゲーム ・年齢区分  :R18 ・プレイ料金 :基本無料 ・デバイス  :SP(iPhone&Android) 【DMM.com】にて好評配信中 <プレイ動画版> BGM提供 甘茶の音楽工房 主題歌 『恋散華』 作曲/TAKEOMI 作詞/民安ともえ 民安ともえフリー素材プロジェクトvol.1 『ボーカル民安ともえ』より キャスト 近藤 勇   屋久谷 拓哉 土方 歳三  屋久谷 拓哉 沖田 総司  屋久谷 拓哉 松本 良順  屋久谷 拓哉 隊士     屋久谷 拓哉 音声収録・編集 GASA-Japan 企画・製作 スタジオx